飛鳥IIの世界一周の費用は3,000万円超え?庶民には無理な「夢の価格」の内訳

「いつかは飛鳥」——日本人にとって、飛鳥IIは世界一周クルーズの最高峰です。純日本船として、完璧な日本語環境、本格的な和食、露天風呂、そして最上級のおもてなし。憧れの存在であることは間違いありません。しかし、実際に飛鳥IIの世界一周クルーズに申し込もうとパンフレットを開いた瞬間、多くの人が絶句します。「こんなに高いの?」と。

飛鳥IIの世界一周は、最も安い部屋でも700万円〜、人気のスイートなら3,000万円を超えます。これは「旅行」ではなく、もはや「資産」の世界です。

この記事のポイント
・飛鳥IIの世界一周は最低700万円、スイートなら3,000万円超え
・サービスと食事は世界最高峰。即完売する理由がある
・予算1/5(200〜400万円)で同じ感動が味わえる外国船もある

飛鳥IIが高いのには理由がある。世界一の「おもてなし」代

  • 旅行代金だけで家が建つ?スイートと一般客室の相場
  • 隠れた費用はほぼゼロ。オールインクルーシブの安心感
  • なぜ即完売?富裕層が飛鳥IIを選び続ける理由

旅行代金だけで家が建つ?スイートと一般客室の相場

まず、飛鳥IIの世界一周クルーズの実際の価格を見てみましょう。2025年度の世界一周クルーズ(約100日間)の料金表は以下の通りです。

客室カテゴリー 1名あたりの旅行代金(目安) 夫婦2名の合計
K(一般客室・下層階) 約700〜800万円 約1,400〜1,600万円
C(バルコニー付き客室) 約1,000〜1,200万円 約2,000〜2,400万円
アスカスイート 約1,500〜1,800万円 約3,000〜3,600万円
Sロイヤルスイート 約1,800〜2,000万円 約3,600〜4,000万円

つまり、夫婦2名で飛鳥IIの世界一周に参加すると、最低でも1,400万円、人気のスイートなら4,000万円が必要です。

これは「旅行代金」だけの話です。もちろん、この金額には食事、船内エンターテイメント、寄港地の基本的なツアーなどが含まれていますが、寄港地での高級レストランやショッピング、お土産代などは別途必要です。総額で考えると、5,000万円を超えることも珍しくありません。

「なぜこんなに高いのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。その理由は、飛鳥IIが提供する「完璧な日本環境」にあります。

  • 全客室が海側:飛鳥IIには「内側客室(窓なし)」が存在しません。最も安い部屋でも窓があり、海が見えます
  • 乗客定員が少ない:最大872名という小規模船のため、1人あたりのスペースが広く、混雑しません
  • 日本人クルー:乗組員全員が日本人(または日本語堪能)で、細やかな気配りが行き届いています
  • 露天風呂・大浴場:船上で本格的な温泉気分が味わえる設備
  • 完璧な和食:寿司、天ぷら、懐石料理など、日本の職人が作る本物の味

これらのサービスを100日間提供するためには、莫大なコストがかかります。特に、日本人クルーの人件費は外国人クルーの数倍です。また、小規模船であるため、1人あたりの運航コストも高くなります。

飛鳥IIは「高い」のではなく、「それだけの価値がある」のです。ただし、その価値を享受できるのは、ごく一部の富裕層に限られます。

隠れた費用はほぼゼロ。オールインクルーシブの安心感

飛鳥IIが外国船クルーズと大きく異なる点が、「隠れた費用の少なさ」です。外国船では、旅行代金以外に以下のような追加費用が発生します。

  • チップ(1日あたり1,500〜2,000円×100日=15〜20万円)
  • アルコール飲料(ワイン1杯800〜1,500円)
  • ミネラルウォーター(1本300〜500円)
  • スペシャリティレストラン(1回3,000〜5,000円)

これらを合計すると、100日間で50〜100万円の追加出費になります。

しかし、飛鳥IIではこれらの多くが旅行代金に含まれています。

費用項目 飛鳥II 一般的な外国船
チップ 不要 必要(1日1,500〜2,000円)
アルコール(一部) プランにより含まれる 基本的に有料
ミネラルウォーター 無料 有料(1本300〜500円)
日本茶・コーヒー 無料 コーヒーのみ無料
スペシャリティレストラン 基本的に無料 有料(1回3,000〜5,000円)

飛鳥IIは「旅行代金は高いが、追加費用がほとんどない」ため、予算管理がしやすいという利点があります。

また、日本円での決済が基本なので、為替レートの心配もありません。外国船では、船内会計がドルやユーロで行われるため、帰国後に「こんなに使っていたのか!」と驚くケースがありますが、飛鳥IIではその心配が不要です。

高い飛鳥IIに乗るために、固定費(保険)を削りましょう。詳細は以下の記事を確認してください。
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なぜ即完売?富裕層が飛鳥IIを選び続ける理由

「こんなに高いのに、なぜ飛鳥IIは毎回即完売するのか?」という疑問を持つ方もいるでしょう。その答えは、日本の富裕層にとって飛鳥IIが「唯一無二」の存在だからです。

世界中に豪華客船は数多くありますが、「完全な日本語環境」「本物の和食」「日本式のおもてなし」を提供できる船は、飛鳥IIしかありません。

特に、以下のような方々にとって、飛鳥IIは他に代えがたい選択肢です。

  • 英語が全く話せないシニア層:外国船では言葉の壁が大きなストレスになりますが、飛鳥IIなら完全に日本語だけで過ごせます
  • 洋食が苦手な方:100日間毎日和食が食べられる船は、飛鳥II以外にありません
  • プライバシーを重視する著名人:飛鳥IIは乗客定員が少なく、高額なため参加者が限定されます。同じ富裕層同士という安心感があります
  • 親孝行として:「親を飛鳥IIに乗せてあげたい」という子供世代が費用を負担するケースも多いです

飛鳥IIは「お金で買える最高の安心感」を提供しています。だからこそ、価格に見合う価値を感じる富裕層が、毎回満席にするのです。

【現実的な選択】飛鳥IIを諦めた人が選ぶ「第2の正解」

  • 予算1/5で叶う!「日本発着の外国船」という選択肢
  • 「日本食」と「大浴場」がある外国船もある
  • まとめ:ブランドか体験か。賢いシニアの選択基準

予算1/5で叶う!「日本発着の外国船」という選択肢

ここまで読んで、「飛鳥IIが素晴らしいのは分かったけど、1,500万円は無理」と感じた方がほとんどでしょう。実は、飛鳥IIを諦めた富裕層の多くが選んでいる「第2の正解」があります。

それが、JTBで取り扱っている「日本発着の外国船クルーズ」です。ダイヤモンド・プリンセスやMSCベリッシマなら、同じ100日間の世界一周が200〜400万円で実現できます。

比較項目 飛鳥II ダイヤモンド・プリンセス MSCベリッシマ
旅行代金(夫婦2名、バルコニー) 約2,000〜2,400万円 約500〜700万円 約400〜600万円
日本語環境 ◎ 完璧 ○ 日本人スタッフ常駐 △ 日本語ツアーのみ
和食 ◎ 本格懐石 ○ 寿司・うどんあり × ほぼなし
大浴場 ◎ 露天風呂あり ◎ 「泉の湯」あり × なし
船の新しさ △ やや古い(1990年建造) ○ 中程度(2004年建造) ◎ 最新(2019年建造)

ダイヤモンド・プリンセスは、外国船でありながら日本市場を重視しており、以下のような日本人向けサービスが充実しています。

  • 日本人スタッフ常駐:船内に日本人コーディネーターがおり、トラブル時にも日本語で対応
  • 本格的な和食レストラン「海(Kai)」:寿司、天ぷら、うどん、そばなど、飛鳥IIに引けを取らない和食
  • 大浴場「泉の湯」:露天風呂付きの本格的な大浴場があり、日本人に大人気
  • 船内新聞の日本語版:毎日配布されるプログラムが日本語で読める

飛鳥IIとダイヤモンド・プリンセスの価格差は約1,500万円。この差額で、子供の住宅ローンを完済したり、孫の教育資金を残したりできます。

もちろん、飛鳥IIの「完璧な日本環境」には及びませんが、ダイヤモンド・プリンセスでも十分に快適な世界一周が楽しめます。実際、「最初は飛鳥IIを検討したが、予算の関係でダイヤモンド・プリンセスにした。結果、大満足だった」という声は多数聞かれます。

「日本食」と「大浴場」がある外国船もある

飛鳥IIにこだわる理由として、多くの方が挙げるのが「和食」と「風呂」です。「100日間洋食だけは耐えられない」「毎日湯船に浸かりたい」という気持ちは、よく分かります。

しかし、前述の通り、ダイヤモンド・プリンセスには本格的な和食レストランと大浴場があります。これは、外国船の中でも非常に珍しいケースです。

ダイヤモンド・プリンセスの和食レストラン「海(Kai)」:

  • 握り寿司(マグロ、サーモン、エビなど)
  • 天ぷら(エビ、野菜)
  • うどん・そば
  • 焼き魚定食
  • 味噌汁・漬物

これらは追加料金なしで利用できます。飛鳥IIの懐石料理には及びませんが、「日本の味」を求める胃袋を十分に満足させてくれます。

大浴場「泉の湯」:

ダイヤモンド・プリンセスの14階には、本格的な大浴場「泉の湯」があります。露天風呂付きで、海を眺めながら湯船に浸かれます。シャンプー・ボディソープも完備されており、日本の銭湯そのものです。

「和食と風呂」を求めるなら、飛鳥IIでなくてもダイヤモンド・プリンセスで十分満足できる可能性が高いのです。

飛鳥IIの代わりに選ばれている船を見る
JTB公式サイト(飛鳥IIと同じ感動を400万円台で)▶
※ダイヤモンド・プリンセスの世界一周プランを相談できます。和食・大浴場完備

JTBのクルーズコンシェルジュに「飛鳥IIと迷っている」と正直に伝えれば、予算に合わせて最適な船を提案してくれます。「和食と風呂は譲れない」と伝えれば、ダイヤモンド・プリンセスを第一候補として案内してくれるでしょう。

飛鳥は高いけど、プリンセスなら安く日本食が楽しめます。詳細は以下の記事を確認してください。
ダイヤモンド・プリンセスの日本食 ▶

まとめ:ブランドか体験か。賢いシニアの選択基準

飛鳥IIの世界一周費用について、現実的な選択肢とともに解説してきました。最後に要点を整理します。

  • 飛鳥IIの世界一周は最低700万円、スイートなら3,000万円超え
  • サービスと食事は世界最高峰。即完売する理由がある
  • 予算1/5(200〜400万円)でダイヤモンド・プリンセス等の外国船に乗れる
  • ダイヤモンド・プリンセスなら、和食レストラン+大浴場あり
  • 浮いた1,500万円で、家族に遺産を残したり、寄港地で豪遊できる

飛鳥IIは間違いなく日本一、いや世界一の日本船です。しかし、その費用も日本一です。

問題は、「飛鳥IIというブランドにお金を払うか」「世界一周という体験にお金を払うか」という価値観の違いです。

もしあなたが「飛鳥IIでなければ意味がない」と考えるなら、ぜひ飛鳥IIを選んでください。それだけの価値は間違いなくあります。

しかし、もしあなたが「世界一周という体験を最優先したい」「予算を抑えて、浮いたお金を別の用途に使いたい」と考えるなら、外国船という選択肢も真剣に検討すべきです。

賢いシニアは、申し込む前に必ず複数の船を比較しています。JTBなら、飛鳥IIもダイヤモンド・プリンセスも両方取り扱っているため、中立的な立場で比較検討のサポートをしてくれます。

「いつかは飛鳥」という夢を持ち続けるのも素晴らしいですが、「今行ける外国船」で世界一周を実現する方が、人生の満足度は高まるかもしれません。まずはJTBに相談して、現実的な選択肢を見てみることをお勧めします。

世界一周クルーズは人生に一度の大冒険です。後悔しない選択をするために、予算と価値観を天秤にかけて、あなたにとっての「正解」を見つけてください。